【読書】 もうあかんわ日記 を読みましたので 紹介します
こんにちは ランおじです。
今日はあまり普段よまないエッセイを読んでみました。
もうあかんわ日記 岸田奈美さんの本です。
文章にひきこまれて1日で読んでしまいました。
この本を読もうと思った理由
なぜ手にとったか、テレビで紹介されていて、なんだかすごい
ハードな境遇だけど底抜けに明るい人がいる
ことを知って興味をもったからです。
読んでみて
主人公は作家のなみさんなのですがその家族構成がすごい!
父他界、祖母認知症、弟ダウン症、母車椅子 そしてコロナ期間中に大病を患い
大手術を行うという壮絶メンバーです。
これまでは大黒柱のお母さんが仕事をして世話をして家族の運営をしてきました。
ところが病気のため、急遽東京にすんでいる娘なみさんがお世話をすることに。
神戸に戻るところからはじまります。
大変だなあと感じたポイントは、
祖母が認知症のために、勝手にものをすてたり、料理をすてたりする。
他にも弟にひどいことを言ったりする、弟も家事を手伝うものの、ポイントがずれていたりする。
毎日がイライラと絶望のなかで、母の病状が気になる、もし死んだらどうしようという
思いがある。でもとても祖母と弟には相談できない。
そんななかで毎日自分の部屋で一人泣いていたそうです。
でも作家であることを活かしてNOTEに日記をつづる。
それもおもしろおかしくつづることで、もうあかんわを読者に笑ってもらう、それでメンタルを保っていることを考えました。
それがこの本になっているんですね。
なみさんはどんなことがあってもプラス思考で人を責めることがあってもまあしゃあないで考えることができています そしてとくに弟ですが徹底的によりそって支えます。
自分だったらやけをおこして見放したりするだろうなあ。
それはお母さんの教育の賜物だと思います。弟が小さいころから学校に行くために通学をそっとついていったり、困ったことをしてもガミガミ怒るだけでなくおもしろおかしく家族の空気をつくってきた そんなお母さんだろうなと思います。
毎日がトラブルの連続だけど、なんとかクリアしてもうあかんことない、と思えているそんななみさんに敬意を感じます。
最後は東京五輪の聖火リレーを母と弟が走り、さわやかな読後感です。
とても応援したくなります。
この人の別の本やお母さん執筆の本もあるのでぜひ読んでみようと思います。
この本のおすすめ
今、自分自身大変な境遇だなあ、どうしたらいいんだろうというときに読めばとても心が支えられる気持ちになれるはずです。
以上
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