ランオジさんの毎日 -本を読んだり走ったり-

こんにちは ランオジです。ランと読書が大好きなアラフォーオジさんです。みなさんに読んで欲しい本の紹介や、ランニングを継続する方法などをつづっていきたいと思います!ぜひ読んでいただけるとありがたいです。

【読書】 ソニー再生 異端のリーダーシップ を読みましたので 紹介します

こんちには、今回はソニー再生を読みましたので紹介したいと思います。

 

この本は元ソニー社長の平井一夫さんが、ソニーを改革し成長軌道にのせた自伝的ビジネス本です。

 

読むきっかけ:

You Tubeで紹介されており、同社の復活劇に関心を持っていた。ちょうど上司から本を貸し出して頂いた為。

 

感想:

組織変革することと、強い企業には次の条件が必要と考えました。

 

1.トップが組織外の人間、あるいは組織のなかの本流ではないこと。

 次世代に後回しにせず厳しい判断をおこなう。事業の撤退、売却など。

2.トップが会社の商品、サービスの1番のファンであり、そのメッセージを発信すること。

3.組織全員が理解できる、共通テーマを発信し続ける。ソニーの場合は”KANDO”

4.天才を活かす

 

印象に残ったエピソード

プレイステーション誕生:

任天堂と共同開発していた事業を突然打ち切られた場面で、技術責任者の久夛良木さんが社長に”このまま黙っているつもりですか”と消しかけて、”Do it!”となり、任天堂の競合となるプレステ開発が進む話。

-ここからプレイステーションの大成功が始まるわけですが、Steve jobs のような技術の天才、異端者の久夛良木さんを周りが支えたからこそでした。当社にはここまで情熱を持った人がいるのだろうか。また、最終的にチャンスを与える風土がソニーにはあったということです。

 

VAIOなど事業撤退:

平井社長に対し、元OBやマスコミから厳しい言葉を浴びせられることもあり。

本書を通じ、読みかたによっては過去の経営陣を否定するような表現があるが、元OBから経営戦略へ不満文書や面談の話があった様子。

組織の本流の人間はこうしたしがらみから、ほんとうに重要だが各方面に痛みをともなう決断はできない。ソニー・ミュージックやSCEなどエレクトロニクスの本流と違う平井さんだからできる決断と考える。ソニークラスだと政界からの圧力も?

 

全体を通じて、

リストラなど厳しい判断は自らが矢面に立つ、

社員の本音を出してもらうよう同じ立場に立つ、

自らがコスト削減会議に出席するなど本気度を示す、

驕らない

と完璧な人物に思えますが、どのような点が認められて引き上げられていったのか周りの評価や、逆に弱みの部分がみえればよいと思いました。

謙虚な文体ながら、自画自賛の面がおおいのでどうやって弱点を補強したのかがあるとより、リアリティを持って読めたかと思います。

 

平井さんは子供の頃から海外、日本と転勤に翻弄されてきましたが、ソニーに属することで愛社精神が高くなったのかと思います。

当社でもこのようなトップになれば変わるのだろうかと思います。

 

以上