ランオジさんの毎日 -本を読んだり走ったり-

こんにちは ランオジです。ランと読書が大好きなアラフォーオジさんです。みなさんに読んで欲しい本の紹介や、ランニングを継続する方法などをつづっていきたいと思います!ぜひ読んでいただけるとありがたいです。

【読書】 CASE革命 を読みましたので 紹介します

こんちには、ランおじです。

 

CASE この言葉聞いたことありますか?

すべて大文字であることから単語の頭文字であることがわかったあなたは鋭い!

 

これは自動車業界で言われている100年に一度の変革のことを言っているんですね。

 

もともとはメルセデスかどこかの欧州メーカーが提唱しはじめたようです。

まずCASEとはなにか?

C Connected 

A    Autonomaus

S    Sharing

E    Electrification

 

という略語でネット接続でいろいろな外部とつながり、自動運転して

カーシェアのように共有して、電動化する。

 

一文で言ってしまえばこういうことなのですが、ガラケースマホに変わる以上のインパクトがありそうですね。

 

これによってこれまで自動車業界が得意だった、ものづくり、ハードづくりの重要性は相対的に減ることになり、逆にあまり強みがなかったソフトづくりの重心が移っていくということだそうです。

 

あまり、そういう人材も抱えていないのでてんやわんやになっている、というのが自動車業界です。

 

だから今までのハードの人をソフトに変換したりする都合で、ハードの方はやっていられないんですね。そのため、サプライヤーにおまかせすることが多くなってきます。

 

Autonomaus

特に自動運転については、センサーでいかに外部環境を把握できるか、またドライバーがどんな状態にあるかを監視することが大事です。

同じくサプライヤのセンサ技術、ソフト制御をセットで用意してほしいということになっています。

 

こうしたサプライヤーにくるま作りを依存する比率が高まることから、主要サプライヤーをティア1といったりしますが、これからはティア0.5と呼ぶことがあるそうです。

 

より言われたものの一部部品を供給するだけでなく、自動車づくりやビジネスモデル作りの根幹に関わるということなんですね。

 

だから、言われたことをきちんとやるという人よりも、ゼロから考えて企画が立てられる人、デザイン力というんですかね。これを強力に推進する人が求められると思います。

 

この自動運転では、よくドラマに見られるような、ドライバーがまったく運転から開放される、というレベルにはならないようです。あくまで緊急時にはドライバーにハンドルを渡すということでないと各国の安全ルールが守れない、ということだそうです。

 

事故がおきたときにだれに責任を問うのか、という話につながりますね。

 

また自動運転はまず最初に商用車で普及するだろうと言われています。

なぜなら、運転ルートが決まっていて、街なかの路地なんかは走らない為、条件定義がしやすいからです。

 

また毎日同じルートだと運転データも効率的に蓄積して安全性を高められますね。

幹線道路と高速道路では、まずは複数台を連結した隊列走行が始まりそうです。

 

今、ドライバー不足や高齢化、長時間労働の禁止などがありますから物流企業にとっては待望ですね。

 

ここで重要なのは、まずは安全です、一回でも事故を起こしたらやめよう、となりますからね。

前方不注意のトラックが一般車両に激突して死亡という悲しいニュースもありました。

 

これは自動運転で避けられるようにしたいです。

 

 

Sharing

といえばMaaSと密接に関わりますがこれは、移動の為のサブスクサービスといえると思います。自動車を保有するのでなく電車や自転車、タクシーと組み合わせて月額課金するものです。

 

これに求められるクルマは安くて、メンテがやりやすくて長持ちするもので大量に必要になります。

 

自動運転も必要ですね、将来的には。コネクテッドで状態監視して、不正に使用されていないか、メンテナンス時期の管理もあるといいと思います。

 

逆に見た目や豪華さやエンタメは必要ないかもしれません。

だからごつごつした見た目のセンサがついていてもいいと思います。

 

正直この分野で日本のメーカーは厳しいと思います。

なぜならコスト競争力の高い中国車など、既に電動車が60万円程度で販売されているからです。

 

安全性が砦になりますが、そこが担保されれば日本メーカーが戦うのは非常に難しい領域と言えると思います。

 

POVとMaaS

一方ですべてのクルマが共有されるかというとそういうわけにもならないようです。

個人所有の車をPOVといいますが、天災のときのシェルターになったり、自宅の蓄電池としての役割を果たすことができるからです。

 

やはり所有したい、という人も残りますよね。

 

この人達は趣味性の高いものでしょうから、豪華さやエンタメ性、また希少価値(オンリーワン)などが必要な要素かもしれません。

 

日本メーカーはここで勝負をかけるべきです。

 

 

以上書いてきましたが、これまでできなかったことができるようになる

というのは非常に夢がありますね。

 

特に私はランニングをよくやるのですが、いつか事故にまきこまれるんじゃないかな

という危険を感じながらしています。

居眠りトラックに激突されたら終わりで、ある日突然家族が路頭に迷いますからね。

 

そういう点ではこの自動運転の普及で事故を限りなく減らせる社会になるといいなと思います。

 

またコネクテッドの面では、今まで届けられなかった荷物が届けられるようにすることですね。

 

必要なものが届かずに命を失うこともあります。

アフリカでは都心から離れた病院にドローンを使った血液の配送サービスがあって多くの命が救われていると聞きました。

トラックやドローン、自転車や軽自動車、ロボ配送車を組み合わせて、必要とする人に正しいものを届ける仕組みを作ることが社会を良くする方法だと思っています。

 

国内でもドクターヘリがありますが、災害時にどうやって人を救えるか、土砂災害で取り残された人をどうやって救うか、などモビリティが持つ機能でもっと人の不幸を減らして幸せを減らせるのじゃないかなと思いました。

 

今回はここまでです。ぜひコメントをお願いします。